あなたは、サッカー五大リーグについて知っていますか?
熱狂的なサポーターの応援、世界屈指の選手たちの華麗な技、そしてドラマチックな試合展開。
サッカー五大リーグは、サッカー好きの人達にとって夢や憧れがつまった舞台です。
それぞれのリーグには違った特徴があり、注目となるポイントも様々です。
この記事では、サッカー五大リーグの特徴を中心に、五大リーグのレベルや5大リーグに所属する日本人選手についても解説していきます。
あなたが気になる五大リーグは、どのリーグでしょうか?
この記事を読んで、是非お気に入りのリーグを見つけましょう!
サッカー五大リーグの特徴
サッカー五大リーグとは、
- プレミアリーグ(イングランド)
- ラ・リーガ(スペイン)
- セリエA(イタリア)
- ブンデスリーガ(ドイツ)
- リーグアン(フランス)
この5つのリーグの総称を意味しています。
サッカー五大リーグにはそれぞれ特徴があり、異なる魅力も持っています。
リーグ毎の特徴を紹介していきたいと思います!
豊富な資金力があるプレミアリーグ
プレミアリーグは、イングランドのサッカーリーグの最上位リーグです。
アーセナル、リバプール、マンチェスター・シティなどの強豪チームが所属し、世界的に見てもトップクラスのレベルを誇るリーグです。
プレミアリーグの最大の特徴は、豊富な資金力です。
世界のサッカークラブの収益ランキングでは上位20チーム中、11チームをプレミアリーグのチームが占めており、その豊富な資金力により、世界中から多くのスター選手が集まっています。
また、上位チームと下位チームとの実力が拮抗しているのも特徴の一つです。
下位チームの試合でも非常にレベルの高い試合を見ることができ、実力のある選手がプレーしています。
実は、プレミアリーグのリーグの放映権料は、各クラブに公平に分配されることとなっていて全体の50%は各クラブに公平に割り当てられることになっています。
どういうことかと言うと、下位のチームでも一定程度放映権料による収益を得ることができ、豊富な資金力をもとに実力のあるスター選手を獲得する事ができます。
これがプレミアリーグが世界トップクラスのリーグと言われる理由です。
私が海外サッカーを見始めたきっかけも、このプレミアリーグがきっかけです。
当時は、マンチェスターユナイテッドやアーセナル、リバプールなどが熱い戦いを繰り広げていました。
スティーブン・ジェラード、ドログバ、ベッカム、など、現在ではレジェンドと言われる選手たちが活躍していたのを、今でも鮮明に覚えています!
エル・クラシコが熱いラ・リーガ
ラ・リーガは、スペインのサッカーリーグのトップリーグです。
ラ・リーガの特徴は、バルセロナ、レアル・マドリードのビッククラブ同士の戦い、いわゆるエル・クラシコという点です。
普段サッカーを見ることのない人でも、この2チームの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
このエル・クラシコは、毎回世界中から注目される一戦で、伝統的なダービーマッチとして毎回白熱した試合となります。
また、プレーや戦術においてはプレミアリーグのように素早いカウンターからの攻撃や、早い試合展開とは少し違い、しっかりとパスを回し攻撃を組み立てるというスタイルを取るチームが多いのも特徴です。
華麗なパス回しから相手の守備網を崩し得点を奪うプレーは、サッカーファンのみではなく多くの人を魅了するでしょう。
カテナチオのセリエA
セリエAは、イタリアのサッカーリーグの最上位リーグです。
セリエAの特徴は、守備意識の高いサッカーと言われています。
カテナチオと言われるイタリア伝統の守備戦術をベースに、堅実な守備からカウンターで得点を狙う戦術はセリエAの象徴と言えるでしょう。
一方で、「セリエAのサッカーは守備ばかりのサッカー」かというとそうではありません。
欧州5大リーグの1試合当たりの平均ゴール数を見ると、セリエAは1試合あたり3.06ゴールとなっており、ブンデスリーガの3.02ゴール、プレミアリーグの2.75ゴールよりも多くなっています。
セリエAの歴史を見ると、1990年代から2000年代前半にかけて、ACミラン、インテル、ユベントスというイタリアの強豪クラブがヨーロッパでCL、ELといった大会を制してきたセリエAは近年はユベントス1強の時代と言われてきました。
しかし、ここ数年の間はACミラン、ナポリ、インテルなどのチームも優勝争いをしており、昨シーズンはナポリが33年ぶりの優勝を果たしました。
かつて、セリエA黄金期と言われた1990年代から2000年代前半のように、欧州の大会でセリエAのチームが勝ち進む事も期待できそうです。
サポーターの熱狂がすごいブンデスリーガ
ブンデスリーガは、ドイツのサッカーリーグのトップリーグです!
ブンデスリーガの特徴は、前線からのプレスにより高い位置からボールを奪い、縦に早い攻撃を組み立てるサッカーです。
ゲーゲンプレスと呼ばれる前線からのプレス、そして素早いカウンターはブンデスリーガの代名詞とも言われ、ドルトムントを始め多くのチームが採用している戦術の一つです。
また、ブンデスリーガのもう一つの特徴として熱狂的なサポーターの存在が挙げられます。
ブンデスリーガは1部の例外を除き、クラブを企業や個人がオーナーとなり所有することを原則禁止しています。
これにより、市民クラブとしての意識が地元サポーターに強く根付き、サポーターを熱狂させているのです。
実際にテレビやインターネットで試合を視聴すると、地響きのようなサポーターの大声援やチャントはかなりの迫力です。
ここ数年は強豪バイエルンミュンヘンが連覇を続けてきたブンデスリーガですが、今シーズンは少し違います。
昨年9位のレバークーゼンがここまで公式41試合無敗という絶好調振りを見せていて、第28節終了時点で2位バイエルンミュンヘンとの勝点差を16とし、単独で首位を独走しています。
バイエルンミュンヘン1強時代が終わり、新たなブンデスリーガの幕開けとなるか、今後のブンデスリーガには要注目です!
個人能力が求められるリーグアン
リーグ・アンは、フランスのサッカーリーグのトップリーグです。
リーグ・アンの特徴は、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する各国を代表するスター選手のプレーです。
エムバペ、メッシ、ネイマール、などのスター選手が在籍していたこともあり、フランス国内そして世界を代表するビッククラブと言われています。
パリ・サンジェルマンはこれまで、欧州の大会に何度も出場しています。
リーグ全体の戦術や特徴は、個人技やフィジカル面の強さを重視したリーグと言えます。
高い能力や個人技、そして強靭なフィジカルを持った選手が多く、それらの選手がチームの中心として攻守両面で能力を発揮する戦い方が特徴です。
そして、リーグアンには個人技などの能力が高い選手が集まることから、リーグアンでの活躍が認められ、他のリーグのビッククラブに移籍するという事も珍しくありません。
プレミアリーグ、ラ・リーガなどと比べるとややリーグのレベルは劣るとも言われるリーグアンですが、若手選手や今後ビッククラブで活躍が期待される選手が多いという面では非常に面白いリーグと言えるでしょう。
サッカー五大リーグのレベル
サッカー五大リーグのレベルは
- 1位:プレミアリーグ
- 2位:ラ・リーガ
- 3位:セリエA
- 4位:ブンデスリーガ
- 5位:リーグアン
とされています。(UEFAが発表した世界各国のリーグランキング)
リーグの総合力、財政面、過去のヨーロッパでの大会などの結果を踏まえて、プレミアリーグが1位とされています。
これは、各リーグに所属するチームの財政力の他、選手の市場価値、欧州の主要な大会での成績等を考慮し総合的にランキングされています。
例えば、リーグの市場価値ではプレミアリーグが日本円にして約1兆4241億円とされていて、2位ラ・リーガの6764億円と大きく差を着けています。
マンチェスター・シティなどのプレミアリーグ勢が欧州の大会などで勝ち進んでいる点などから考えると、プレミアリーグが1位というのは納得できますね。
サッカー5大リーグの日本人選手を紹介
サッカー5大リーグに所属する日本人選手は
- プレミアリーグ:4人
- ラ・リーガ:1人
- セリエA:1人
- ブンデスリーガ:9人
- リーグアン:3人
全部で18人です!
多いのか少ないのか分からない数字ですね(笑)
個人的には、日本サッカーの成長を考えれば、もっと5大リーグに所属する日本人選手が増えるべきだと思います!
僕の考えはさておきまして、5大リーグに所属する日本人選手について、具体的に解説してきたいと思います。
プレミアリーグの日本人選手
プレミアリーグに所属する日本人選手は、
- 遠藤航(リバプール)
- 冨安健洋(アーセナル)
- 三笘薫(ブライトン)
- 橋岡大樹(ルートン・タウン)
以上の4人です。
特に遠藤選手所属のリバプール、冨安選手所属のアーセナルは、プレミアリーグでも強豪クラブと言われるチームです。
今シーズンも上位争いをしており、遠藤航選手は、大きな活躍を見せています。
ラ・リーガの日本人選手
ラ・リーガに所属する日本人選手は、久保建英(レアル・ソシエダ)です。
日本代表としても活躍する久保選手は、2022シーズンよりレアル・ソシエダに加入、チームの主力として今シーズンはここまでリーグ戦7ゴールを記録しています。
セリエAの日本人選手
セリエAに所属している日本人選手は鎌田大地(ラツィオ)です。
鎌田選手は今シーズンフランクフルトからラツィオに加入しました。
一時、出場機会に恵まれない時期もありましたが、ここ最近はスタメン出場の機会を得ており、今後の活躍に期待ができそうです。
ブンデスリーガの日本人選手
ブンデスリーガには、5大リーグで最多の9人の日本人選手が所属しています。
- 堂安律 (フライブルグ)
- 伊藤洋輝(シュトゥットガルト)
- 原口元気(シュトゥットガルト)
- チェイス・アンリ(シュトゥットガルト)
- 板倉滉(ボルシアMG)
- 福田師王(ボルシアMG)
- 長谷部誠 (フランクフルト)
- 浅野拓磨(ボーフム)
- 佐藤 恵允(ブレーメン)
堂安選手、板倉選手、浅野選手など日本代表の主力メンバーも多く在籍しており、ブンデスリーガでは日本人対決も多く見ることができます。
リーグアンの日本人選手
リーグアンに所属している日本人選手は、
- 南野拓実(ASモナコ)
- 中村敬斗(スタッド・ランス)
- 伊東純也(スタッド・ランス)
以上の3名です。
中村選手、伊東選手は日本代表でも多くの実績を残しており、所属のスタッド・ランスでも伊東選手の縦への突破、中村選手のゴール目での勝負強さなどから多くのチャンスを作っています。
また、南野選手は日本代表で10番を背負い、ASモナコでも攻撃の起点となる選手として活躍しています。
サッカー五大リーグの特徴!まとめ
サッカー五大リーグには、プレースタイルや戦術の違いなど、様々な特徴がある事を解説していきました。
現在のところ五大リーグのレベルは、プレミアリーグが最上位と言えます!
しかし、その他のリーグも負けず劣らずの魅力があります。
5大リーグには日本人選手も多く在籍していますので、海外で活躍する日本人選手に注目して試合を見るのも良いでしょう。
これから、海外サッカーを見ようと思う方は、是非これらを参考にお気に入りのリーグや選手を探してみてください。
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