今日は、アウェイだから負けても仕方ないよね〜。
サッカー観戦をした事がある人は、一度は耳にした事があるのではないでしょうか?
サッカーには、ホームとアウェイが存在します。
そして、一般的にホームが有利であり、アウェイが不利であると言われています。
では、なぜアウェイが不利でホームが有利か分かりますか?
今回の記事では、サッカーでアウェイが不利な理由について解説していきます。
また、ホームとアウェイの勝率を比較しながら、アウェイが不利である事を明確にしていきたいと思います。
あなたがこの記事を読み終える頃には、アウェイの試合で負けたなら仕方ないと思えるようになっているでしょう(笑)
サッカーでアウェイが不利な理由
サッカーでアウェイが不利な理由は、
- サポーターの声援の違い
- 移動による影響
- スタジアムやピッチなどの環境の違い
- 気候の違い
の4つです!
それぞれの理由について、一つずつ解説していきたいと思います。
サポーターの声援の違い
サッカーのアウェイゲームでは、ホームゲーム時に比べて、サポーターからの声援が少なくなってきます。
そして、場合によっては、相手サポーターからブーイングを受ける事もあります。
アウェイでは、サポーターからの声援が期待できない事に加えて、相手サポーターからブーイングを受ける事もあるので、選手が本来の力を発揮しづらくなります。
一方で、ホームゲームでは自チームのサポーターから熱い声援を受けることができ、その声援が選手にとって大きな力になります。
実際に僕も同様の経験をした事があります。
高校サッカー時代に、自分の高校で試合が行われる時は、在校生の声援が多かったです!
応援の声が多く、自分のテンションも上がりましたし、チームとしての一体感がいつもより増していたように感じます。
このサポーターの声援の違いが、アウェイが不利な理由の一つになります。
サポーターの存在で試合の勝率が変わった
- コロナ前の観客がいる時の試合
- コロナ渦の時に行われた無観客試合
の勝率を比べた研究者がいました。
データによると、観客がいる時の試合に比べて、無観客試合におけるホームチームの勝率が落ちたんです。
サポーターの声援の有無が、選手とチームに影響があるという事が、証明されています。
興味深いことに,ホームチームは通常試合のほうが無観客試合よりも勝ち点が多く,アウェイチームは無観客試合のほうが通常試合よりも勝ち点が多かった.そして,無観客試合ではアウェイチームのほうがホームチームよりも得点と勝ち点が多かったことから,2020 年 J1 リーグでは「ホームディスアドバンテージ」と呼称されている現象が生じていたことが示唆された.
2020 年 J1 リーグにおけるホームアドバンテージの検証
スタジアムやピッチの違い
アウェイチームは、スタジアムの配置やピッチコンディションなど、様々な環境に慣れる必要があります。
特に、ピッチの芝生の状態は、選手のプレーに大きな影響を与えます。
例えば、長くて柔らかい芝生は、ボールのスピードが遅くなるため、パスサッカーを得意とするチームにとっては不利になります。
一方で、ホームチームは、本拠地のスタジアムやピッチで試合を行うことができます。
自分の家にいるのと(ホームスタジアム)、人の家にいる(アウェイスタジアム)のでは、全く違いますよね。
なので、スタジアムやピッチがいつもと違うと、アウェイチームには不利に働きます。
僕も高校サッカーをしている時に、自分の高校で試合をする時は、ホームグラウンドなので、落ち着いた気持ちで準備をする事ができました。(かなり規模の小さな話で恥ずかしいですが笑)
移動による影響
アウェイゲームでは、試合会場まで遠征する必要があるので、移動の影響は避けられません。
長距離の移動は、体力的にも精神的にも大きな負担となり、パフォーマンスを低下させる一因になります。
日本代表選手で、海外でプレーしている選手などは、飛行機で一日かけて移動する人も多いと思うので、ストレスになるのは当たり前ですよね。
一方で、ホームチームには移動の影響がないため、体力的・精神的に余裕を持ってプレーできます。
このような違いが、アウェイチームに不利に働きます。
気候の違い
アウェイゲームの場合は、ホームスタジアムとは全く異なる気候で試合を行う必要も出てきます。
J1リーグのチームを例に挙げたいと思います。
コンサドーレ札幌とジュビロ磐田で試合をするとなると、北海道と東海地方という地域の差が出てきます。
春〜夏にかけては気候の違いはそこまでありませんが、秋〜冬に試合するとなると、二つの地域では全く異なる気候になってきます。
気候が違い、大きな寒暖差があると、人間は新しい環境に適応するのに大きな力を使います。
アウェイチームは、違う気候で試合をしなければならない可能性があるので、身体にストレスがかかりやすいです。
ホームとアウェイの勝率の違い
サッカーにおいてホームとアウェイでは、ホームの方が圧倒的に勝率が高いです!
なぜなら、ホームチームの方が有利だからです。
前章では、アウェイチームが不利な理由について解説していきました。
アウェイが不利という事は、逆を言えばホームチームは有利という事ができます。
そして、jリーグと欧州五大リーグの勝率を比較した研究でも、ホームチームの方が勝率が高いというデータが出ています。
欧州各国のプロサッカーリーグならびにJリーグの戦績を分析することで,欧州各国リーグにおいてホームチームの有利さ(ホームアドパソテージ)が存在することが確認された。
各国プロサッカーリーグにおけるホームゲームとアウェーゲームの勝率,得失点差の違い
かなり昔の論文になりますが、現代も傾向は大きく変わっていないと思います。
しかし、現在のデータもやっぱり知りたいですよね?
僕自身も気になったので、プレミアリーグにおけるホームとアウェイの勝率を調べてみました!
チーム名 | ホーム勝率 | アウェイ勝率 |
リバプール | 81% | 53% |
アーセナル | 80% | 63% |
トッテナム | 75% | 40% |
アストンビラ | 69% | 44% |
マンチェスターシティー | 69% | 67% |
ニューカッスル | 63% | 27% |
フルハム | 56% | 13% |
マンチェスターU | 53% | 44% |
チェルシー | 47% | 33% |
ウルブス | 47% | 31% |
ブライトン | 47% | 25% |
ウエストハム | 38% | 44% |
ボーンマス | 38% | 33% |
ノッテインガムフォレスト | 31% | 13% |
エバートン | 27% | 31% |
クリスタルパレス | 27% | 19% |
ブレンフォード | 25% | 19% |
ルートンタウン | 25% | 13% |
バーンリー | 13% | 13% |
シェーフィールドU | 13% | 7% |
上記の表が、2023-24シーズンにおけるプレミアリーグのホームとアウェイにおける勝率です。
やはりホームにおける勝率は、圧倒的に高いですよね!
上位チーム、下位チームに限らずホームの勝率は高い数値を記録しています。
また、20チーム中2チームは、アウェイ勝率の方が高い数値を記録していました。
リーグによって多少の誤差はあると思いますが、他のリーグのホームとアウェイの勝率を計測したとしても似たような傾向を見る事ができると思います!
現代サッカーでも間違いなく、ホームが有利でアウェイが不利である事が証明されたと言えるでしょう!
サッカーでアウェイが不利な理由!まとめ
サッカーでアウェイが不利な理由について、まとめていきました。
気候や移動による影響、スタジアムやサポーターの存在など、様々な要因が重なり、アウェイでは厳しい戦いが強いられます。
サッカー選手は、様々な準備を重ねて試合に臨んでいる思います。
そしてアウェイゲームならより入念に準備をしているでしょう。
それでも、どうにもならない事がホームとアウェイの勝率で明らかになったかと思います。
あなたが好きなチームや日本代表がアウェイの試合で負けても、責めずに応援し続けてあげてくださいね(笑)
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