あなたのお子さんの夢は、プロサッカー選手になる事ですか?
少年サッカーも高学年に近づいてくると、「ジュニアユースに入るのか?」「Jリーグの下部組織には入るのか?」次の進路について考え始める家庭も増えてくると思います。
同じチーム内で、セレクションやスカウトの話もちらほら。
できる事なら、「うちの子もスカウトされないかな〜」と思う親御さんも多いと思います。
しかし、よく考えてみると、スカウトの時期やスカウトされる子の特徴なんて、分からないという親御さんが、ほとんどではないでしょうか?
そこで、今回は少年サッカーのスカウト情報についてまとめてみました!
- 少年サッカーのスカウト時期
- ジュニアサッカーでスカウトされる子の特徴
- サッカースカウトはどこを見るのか
少年サッカーのスカウト時期を学び、スカウトに向けての準備を始めましょう。
そして、お子さんのサッカー選手になるという夢に一歩近づきましょう!
少年サッカーのスカウト時期はいつ?
少年サッカーのスカウト時期はチームによって異なりますが、大体の傾向として
- Jリーグ下部組織のスカウト時期: 小学5年生~小学6年生の春にかけて
- 街クラブのスカウト時期 : 小学6年生の春から秋にかけて
上記の時期にスカウトされる選手が多いです!
一昔前に比べて、少年サッカーのスカウト時期は、早くなっている傾向にあります。
なぜなら、多くのチームが育成に力を入れているからです!
現代では、少年サッカー世代からのスカウトが当たり前になっており、どのチームでも「早い時期にいい選手を獲得したい」と積極的にスカウト活動を行っています。
特にこの二つの大会は、大会規模が多いので、多くのがスカウト集まると言われています。
- JA全農杯全国小学生選抜サッカー:“春の少年サッカー日本一決定戦”と言われている大会、予選が3月〜4月、全国大会は5月に行われる
- JFA全日本U-12サッカー選手権大会:“ジュニアサッカー年代の集大成”とされる大会、予選が9〜11月、全国大会は12月に行われる
地方大会や予選から、スカウトが視察に来ることもあります。
また、大会の開催時期が春と秋なので、先程紹介した少年サッカーのスカウト時期とも合致します。
どちらかの大会でスカウトされる事を目指して、日々の練習に取り組んでみてください!
小学生低学年の時にスカウトされることもある!
場合によっては、小学生低学年の時にスカウトをされることもあります!
実際に、私の知人の子どもは小学3年生の時にスカウトされました。
セレクションを受け、小学5年生の春に再度スカウトを受けて、中学校進学と同時にJ下部組織のジュニアユースチームに入団しました。
ちなみに、トレセンに選ばれる選手でしたが、有名な強豪チームに所属していたわけではなく、地方の少年サッカークラブ所属の選手です。
トレセンや選抜に選ばれている選手であれば、より注目してもらいやすくなりますし、地方であっても、その後チームの練習や大会に足を運んでもらえることもあるようです!
ジュニアサッカーでスカウトされる子の特徴
ジュニアサッカーでスカウトされる子は、
- サッカーが好き
- チャレンジや努力ができる
- 自立している
- 他の選手より目立つ特徴がある
以上の四つの特徴があります!
それぞれの特徴とスカウトされる理由について、詳しく触れていきたいと思います!
サッカーが好き
子どもがサッカーを好きでやっている事は、一番大事なポイントです!
どうしてもサッカーの実力の部分ばかりに目がいってしまう親御さんも多いと思います。
しかし、サッカーが本気で好きじゃないと、練習する意味や努力する理由が分からなくなってしまいます。
サッカーをやらされている子どもではなく、サッカーが好きで楽しんでいる子どもの方が、後に大きく成長します。
そして、サッカーが好きな子どものプレーは見ている人達にも伝わります。
川崎フロンターレのスカウトが述べているように、サッカーが好きな子どものプレーする姿は、スカウトマンの目にも魅力的に映るでしょう。
チャレンジや努力ができる
チャレンジや努力ができる子どもは、評価が高くスカウトされやすいです!
なぜなら、失敗を恐れずにチャレンジできる事は、成長には欠かせない要素だからです。
失敗を恐れずに積極的にチャレンジし、常に向上心を持って努力を続ける選手は、将来性を感じさせます。
チャレンジ→失敗→なぜ失敗したのか考える→もう一度チャレンジする
この一連のサイクルを自分から積極的に行い、すごいスピードで成長していきます。
チャレンジや努力の数と比例して、サッカーの実力もついてきます!
また、チャレンジができる選手は試合でミスをしてもすぐに立ち上がり、次に向けて切り替えられるメンタルも兼ね備えています!
気づいた時には、チームで一際目立った存在になっており、スカウトからの注目も集まるでしょう。
自立している
自立している子どもは、状況判断が自分で行えるので、スカウトの評価が高いです!
サッカーは状況が目まぐるしく変化するスポーツなので、ピッチ上でコミュニケーションが必要になったり、自分で状況を判断してプレーする力が求められます。
自立している子どもは指示を待つのではなく、チームメイトと積極的にコミュニケーションを取ったり、指示を出します。
自然とキャプテンのような役回りをしていたり、チームに欠かせない存在になっている事が多いです。
自立している子どもは試合を見た時に目立つ存在なので、スカウトマンもこの選手は魅力があると注目される可能性が高いです!
他の選手より目立つ特徴がある
他の選手より目立つ特徴がある子どもはスカウトされやすいです!
スカウトされるためには、技術やスピード、フィジカルなどの突出が最重要だと思われがちですが、それだけではありません。
他の選手よりも目立つ「誰にも負けない」特徴を持つことが重要です。
具体的には、以下のような特徴が挙げられます。
- リーダーシップ、統率力
- 大事な場面でゴールを決める勝負強さ
- 独特な発想やアイデア
- 常に向上心を持ち、努力を続ける姿勢
- チームをまとめるコミュニケーション能力
右利き選手と比べて数が少ない左利きの選手も、希少な特徴となり左利き選手はスカウトされやすい傾向があります!
これらの強みは、必ずしも技術や身体能力に関係するものではありません。
ジュニア年代は体が成長段階であり、技術や身体能力は後からでも身に着けることができます。
大切なのは、「自分だけの強み」を見つけて、それを磨き続けることです。
サッカースカウトはどこを見る?
サッカースカウトは、
- 選手の身体能力や技術面
- 選手のサッカーに向き合う姿勢や性格
などをよく見ています!
クラブやチームの方針、必要とされている能力や強化したいポジションなど、スカウトマンによって多少の違いはあります。
しかし、多くのスカウトは、上記の二つの点を重視しているようです!
それぞれの内容について、深く触れていきたいと思います。
選手の身体能力や技術面
サッカーにおいて、選手の身体能力や技術などのテクニックを重視するのは、当たり前ですよね!
少年サッカーのスカウティングを行っている山田長太氏によると、スカウトの際には以下の点を意識しているそうです。
スカウトは選手の何を見ているのか
- フォワード:得点力、キープ力やシュート精度、見方を活かせるポストプレー
- サイド・ウィング:足が速い、縦への推進力がある、局面で打開できる
- ミッドフィルダー:展開力と視野の広さ、ボールを失わないキープ力、技術力
- センターバック:DFの対応力、足元の技術、ボール奪取後のプレー
ポジションによって求められる能力は違いますが、どのポジションでも身体能力や技術が必要とされている事が分かると思います!
「どうすれば子どもの突出する身体能力や技術を活かしたプレーができるか?」
前章でも紹介しましたが、子どもの強みを見つけて、強みを伸ばしてあげるサポートが必要になって来ると思います!
選手のサッカーに向き合う姿勢や性格
サッカースカウトは技術だけでなく、選手の性格やサッカーに向き合う姿勢をよく見ています!
浦和レッズでスカウトを担当している宮崎義正氏は、技術だけではなく「人間性」を重視してスカウトをすると言います。
実際に、元日本代表の鈴木啓太氏のスカウトについて
啓太は技術的には飛びぬけていなかったが、荷物の準備や片づけを率先して行い、チームをまとめる力があった。プレーを失敗しても、それを補うくらい気遣いができ「みんなのために」という姿勢が垣間見られた。GMに報告すると「そういう奴は絶対に伸びる」と言われスカウトに至った。
ヤンサカ
と話しています。
また、本田圭佑選手や堂安律選手の育成に関わってきた「伝説のスカウト」と呼ばれるガンバ大阪のスカウト二宮博さんも、選手の心を大切にしていると語っています!
サッカーの技術はもちろん、「体」だけではなく「頭」と「心」もみる。プロになるという大きな夢に向かってしっかりと進めるよう、考え方や心の強さも重視する。
産経ニュース
コーチや監督は、サッカーの技術について簡単に教える事はできますが、選手に人間性の大切さを教えるのはなかなか難しいですよね。
人間性やサッカーへ向き合う姿勢は、親のサポートが重要になってくると思います!
子どもの夢であるプロサッカー選手に近づくためにも、子どもの成長を側で支えてあげましょう!
少年サッカーのスカウト時期はいつ?まとめ
少年サッカーのスカウト時期やスカウト情報についてまとめていきました!
自分の子どもはスカウトされるのか?と不安になる親御さんも多いと思います。
しかし、スカウトされる事が目的ではありませんし、強いチームにいることが、必ずしも子どものためにいいとは限らないです。
Jリーグ下部組織や強豪ジュニアユースに入ることがプロへの近道ではありません!
子どもが将来の夢に向けて、どんな選択をしたいのか?
しっかりと話を聞いて、意見を尊重してあげましょう。
どの世代においても進路選びは付き物です。
環境にとらわれず、次のステージへ送り出してあげましょう!
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