サッカーのユニフォームってピチピチすぎない?
いきなりですが、疑問に思った事ありませんか?
サッカー観戦をしていて、明らかにユニフォームのサイズがあっていないと思う事がたまーにあります(笑)
ユニフォームがダボダボすぎるよりはいいかなとは思うのですが、気になりますよね(笑)
今回はそんな疑問を解決するために調べてみました。
サッカーのユニフォームがピチピチすぎる理由がしっかりあるんです!
サッカーのユニフォームの歴史と合わせて、ユニフォームのサイズ感についてお届けしていきたいと思います。
サッカーユニフォームがピチピチな理由!
サッカーユニフォームがピチピチな理由を4つ紹介していきたいと思います。
「なぜサッカーユニフォームはダボダボではないのか?」と比較しながら、解説していきます。
ユニフォームがピチピチなのは動きやすいから
サッカーは、激しい運動量が要求されるスポーツです。
ピチピチのユニフォームは、激しい運動をしても、体にフィットして動きを妨げません。
また、汗を吸収しやすく乾きやすいです!
一方ダボダボのユニフォームでは、袖や丈の長さの余りが動きの邪魔になります。
そしてユニフォームが、汗でびしょ濡れになると、更に動きにくくなってしまいます。
ユニフォームがピチピチなのはパフォーマンスが上がる
ピチピチのユニフォームは、筋肉を締め付けることで、パフォーマンスの向上にもつながります。
筋肉がぶれることを防ぎ、体幹を安定させる事で、より効率的にプレーすることができます。
またユニフォームがピチピチである事で、空気抵抗が少なくなります。
通常サイズのユニフォームやダボダボのユニフォームよりも、スピードやジャンプ力が出ます。(本当に少しの違いだと思いますが、少しの違いが大きな差になってくるのがサッカーです)
相手がユニフォームに手を掛けたとき、ユニフォームが引っ張られているのがすぐに分かるため、審判が反則を取りやすいのもメリットの一つです。
ダボダボのユニフォームよりも、審判は明らかに判別しやすいと思います!
熱中症対策にもなる
ユニフォームがピチピチだとズボンの中に入れる必要がありません。
ユニフォームの下から空気が入ってきてくれる事で、熱中症になる危険性を和らげてくれます。
近年、夏はかなり高い気温ですよね。
ちょっとした違いで熱中症対策になるのは、大きなメリットと言えると思います。
ユニフォームがピチピチなのはかっこいい
勿論好みもありますが、ピチピチのユニフォームはかっこいいですよね
ピチピチのユニフォームを着る事で、選手はモチベーションを上げたり、観客は視覚的な楽しみにもなります。
サッカー選手の筋肉隆々なユニフォーム姿は、女性ファンにはたまらないですよね。
クリスティアーノロナウド、セルヒオラモスなどは筋肉もルックスも兼ね備えているので、それだけでサッカー観戦の集客に繋がりそうです。
以上が、サッカーのユニフォームがピチピチな理由でした。
視覚的な意味もありますが、良いパフォーマンスをするために、ピチピチなユニフォームを選んでいる事が分かっていただけたと思います。
近年では、サッカーだけでなく他のスポーツでも、ピチピチなユニフォームが主流になりつつあります。
スポーツ界全体でパフォーマンス向上への意識の高まりが、背景にあると言えるでしょう。
サッカーユニフォームの歴史からサイズ感を理解する
サッカーユニフォームの歴史から、ユニフォームのサイズ感を紐解いていきたいと思います。
- 1990年代
- 2000年代
- 2010年代
- 2020年代
それぞれの年代でユニフォームの比較をしながら解説していきたいと思います。
ダボダボのユニフォームが普通だった1990年代
今回のW杯最終予選の一連のシリーズで気づいたのが、スタジアムを埋め尽くす「伊利」とか読めないアラビア語の広告とか、もはや海外企業のスポンサードがないとサッカーをTVで見られないのかという、90年代マンUサポーターの気持ちという... pic.twitter.com/k5abXNIWwR
— ニコマル (@nico_mapp) February 1, 2022
写真は90年代マンUのユニフォーム、ベッカムがいた頃ですね。
見てもわかる通り、昔はダボダボのユニフォームが主流でした!
90年代はバブルの全盛期、サッカーユニフォームに限らず、私服やスーツでもダボっとしたものが流行っていました。
当時は機能性<デザイン性を重視した風潮がありました。
90年代後半〜2000年代前半にかけて、お洒落な襟付きユニフォームも流行っていました。
徐々にピチピチユニフォームが増え始めた2000年台
🚨ドログバのチェルシーでのスタッツ
04-05 26試合10G5A(26歳)
05-06 29試合12G15A🥇アシスト王
06-07 36試合20G4A🥇得点王
07-08 19試合8G6A
08-09 24試合5G4A
09-10 32試合29G13A🥇得点王彼ほど信頼できるFWは居ません。大舞台やビハインドでの勝負強さは常人離れしていました🔵🇨🇮 pic.twitter.com/uqjLrFq5Yb
— D.D.K (@ddk_chelsea) October 30, 2023
写真は2000年代のチェルシーのユニフォームです、ドログバ異次元の活躍でした。
2000年台から、徐々にピチピチほどではないタイトなユニフォームが増え始め、ダボダボなサイズを着る人が少なくなっていきました。
- ユニフォームに機能性を重視するようになった
- 技術革新に伴い、新素材が開発された
この2点が大きな理由です。
「動きやすさ」「掴まれにくさ」といった機能性や、軽量化の観点から、ジャストフィットなシルエットに変化していきました。
そしてユニフォーム生地の性能が新素材により大きく向上しました。
吸水速乾性やストレッチ性、通気性がよくなり、ピチピチユニフォームのデメリットが解消されました。
また2000年代以降から、ユニフォームをシャツインするスタイル→シャツアウトのスタイルに変化していきました。
ピチピチかつデザイン性も優れた2010年代
2010年代に入ると、デザイン性に優れたおしゃれなユニフォームが増えてきました。
特にバイエルンのユニフォームは、ユニフォームとパンツの3本ラインの揃え方がかっこよかったです。
アロンソ(マドリー)とクロース(バイエルン)
アロンソ(バイエルン)とクロース(マドリー) pic.twitter.com/yfn9diuw1l— The Blues (@0807chelsea) November 24, 2023
バイエルンのユニフォームを見ると、長袖の袖幅がピチピチなサイズ感になってきているのが、見て分かります。
バルセロナのグラデーションのあるユニフォームも出た当初の反響はすごいものでした。
写真は2012年/13年のバルセロナのユニフォームになります。
勿論デザイン性だけでなく、機能性も進化しています。
2010年代以降のユニフォームの機能性についての情報はありませんでしたが、技術革新に伴い常に素材はアップデートされ続けています。
よりピチピチかつ環境配慮された2020年代
2020年代のサッカーのユニフォームは、よりピチピチなユニフォームかつ、環境に配慮した素材や製造方法が採用されるようになりました。
2022年W杯で採用された日本代表ユニフォームは、リサイクルポリエステル100%で作られており、製造過程で排出される二酸化炭素の削減に貢献しています。
また、ユニフォームには、社会問題やサステナビリティを表現するデザインが取り入れられるようになりました。
気候変動に対する、もう一つの戦い 🌍🌿♻
バルセロナ戦の特別ユニフォームには環境保護を訴えるメッセージが掲出されます 🌳🙏 pic.twitter.com/qxkelKcZIM
— レアル・ベティス・バロンピエ (@RealBetis_jp) February 9, 2020
写真は2020年のレアルベティスのユニフォームです。
気候危機、サステナビリティについてのメッセージがプリントされています!
いかがでしょうか?
サッカーユニフォームの歴史を振り返っていく中で、
- ユニフォーム素材の技術革新
- 当時の流行やファッション性
がユニフォームのサイズ感に、大きく関わっている事が分かっていただけたと思います。
サッカーユニフォームがピチピチな理由まとめ
最後に今までの内容をまとめていきたいと思います。
- サッカーにユニフォームがピチピチな理由は4つある
- 4つの理由は動きやすい、フォーマンス向上、熱中症対策、視覚的にかっこいい
- サッカーユニフォームの歴史から見ると、90年代はダボダボなユニフォームが、時間の経過とともにピチピチなユニフォームが主流になっている
- ユニフォーム素材の技術革新、当時の流行やファッション性がユニフォームの歴史に大きく関連している
良いパフォーマンスを発揮するために、ピチピチなユニフォームは必要なんです。
視覚的に筋肉ムキムキを強調しているだけではないんです(笑)
ピチピチのユニフォームを着ている選手を見ても温かな目で、見てあげてくださいね!
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