サッカーの試合で、選手が子供と手を繋いで入場する姿をよく見るけど、あの子たちはなぜいるんだろう?
疑問に思った事はありませんか?
サッカーの試合で、選手と一緒に入場する子供たちを「エスコートキッズ」と呼びます。
サッカー選手がエスコートキッズと笑顔で話す光景は、微笑ましいですよね!
僕も子供の頃の記憶ですが、「サッカー選手と手を繋げるなんていいなぁ~」「僕もやりたいなぁ~」と思っていた事を、今でも覚えています。
そして現在は、「自分の子供に経験させたい!」と思っています。
僕と同じように感じている親御さんもいるのではないでしょうか?
そこで、今記事では、
- サッカーの試合で子供たちがなぜ一緒に入場するのか
- エスコートキッズの意味や役割
- エスコートキッズの選び方
について解説していきます。
エスコートキッズの意味や役割を知って、お子さんがエスコートキッズになるための一歩を踏み出しましょう。
サッカーの入場で子供はなぜいる?
エスコートキッズがいる理由は、選手が感情的になるのを防ぐためです!
選手が子供と手を繋いで入場することで、試合前の興奮を抑える役割を果たしています。
エスコートキッズは、選手と手を繋いでピッチに入り、国家斉唱まで選手の側にいるのが務めです。
試合前のサッカー選手は、「これから試合だ、闘うぞ!」と気持ちが昂っている事が多いです。
そんな時に隣に子供がいる事で、穏やかな気持ちになり、リラックスした状態で試合に臨めるようになります。
エスコートキッズは「フェアプレーの証」という意味があります。
どんな状況でも「フェアプレーの精神を忘れず、子供たちに見られても恥ずかしくないプレーをします」という意思の表れであり、誓いの意味が込められています。
大人が子供たちのお手本となるよう心掛けることは大切な考え方ですよね!
また、国連が推進する「自動虐待防止キャンペーン」などの意味もあるようです。
僕もエスコートキッズがフェアプレーの証という意味は知っていましたが、児童虐待防止キャンペーンのメッセージもあるとは知りませんでした。
様々な意味やメッセージが込められているエスコートキッズは、素敵な取り組みですよね!
エスコートキッズは、日本代表戦だけではなく、Jリーグの試合や各国のリーグ、国際大会など様々な試合で起用されています。
サッカーの入場に子供はいつからいるの?
サッカーの試合の入場にエスコートキッズが起用されたのは、1998年にフランスで開催されたFIFAワールドカップです。
その後、UEFAチャンピオンズリーグなどの大会でも見られるようになり、徐々に各国へ定着していったようです。
現在プロで活躍している選手たちの中にも、エスコートキッズを経験した選手もいます。
2009年に行われたJリーグの試合で、当時小学6年生だった三苫薫選手が、中村憲剛さんのエスコートキッズを務める貴重な1枚が残されていましたよ!
エスコートキッズとサッカー選手として入場していた2人が、川崎フロンターレの同じチームで戦う事になるのを誰が予想したでしょうか?
エスコートキッズって、めちゃくちゃ夢がありますよね!
また、元日本代表の槙野智章選手も子供の頃にエスコートキッズの経験しているようです
槙野選手自身の経験を踏まえて、エスコートキッズについてこう語っています。
「絶対にエスコートキッズはやったほうがいい。そこには、夢のきっかけがたくさん転がっている。思い出を原動力に、プロを目指してほしい」
テレ朝ポスト
そして、槙野選手はエスコートキッズに対しての対応が素晴らしかった事が話題にあがった事もあります!
子供たちはこんな風に優しくしてくれたら、「サッカー選手ってかっこいい」「サッカー選手になりたい!」と心から感じると思います。
エスコートキッズの制度がずっと続いていくといいな〜!
エスコートキッズの選び方
エスコートキッズは、ほとんどが公募による抽選によって選ばれています。
サッカーやってないとだめなのかな?クラブチームの下部組織に在籍していないとなれないのかな?と思ってしまいますが、そんなことはありません!
jリーグと日本代表のエスコートキッズの選び方に分かれて解説していきます。
jリーグのエスコートキッズの選び方
Jリーグの場合は、クラブのオフィシャルサイトやスポンサーがウェブサイトで募集をしています。
参考に三つのチームのエスコートキッズ募集情報を掲載しておきます。
募集年齢はクラブによって異なりますが、小学1年生から小学6年生までが多いようです。
サッカー経験の有無は関係ありません。もちろん女の子だってなれちゃいます!
「〇月~〇月の各試合」といったように、複数の試合をまとめて募集をしていたり、「〇月〇日の○○戦」のように1試合ごとの募集もあります。
クラブによって募集要項は様々ですので、定期的にチェックしてみてください!
また、クラブオフィシャルサイトではファンクラブ会員限定での募集が多いので、応援しているチームがあるなら、これを機にファンクラブに入会するものありかもしれませんね!
日本代表のエスコートキッズの選び方
日本代表の場合は、JFA(日本サッカー協会)のオフィシャルサイトや日本代表のスポンサーが募集をおこなっています。
具体的に言えば、KIRIN、adidas、みずほフィナンシャルグループなどのスポンサーが「JFAユースプログラム」と題して募集を行っています。
代表戦ではプレイヤーエスコートキッズに加えて、
- ナショナルフラッグベアラー→日本国旗を運ぶ
- レフェリーエスコートキッズ→選手入場時に審判団と手をつないで入場する
など他の役割の募集もあります!
試合の約1か月前から各ウェブサイトにて募集が開始されますので、時期になったら確認してみましょう!
エスコートキッズに自分の子供を選んでいる選手もいる?
エスコートキッズに自分の子供を選んでいる選手は多いです!
日本代表戦ではあまり見かけませんが、Jリーグでは選手自身のお子さんと一緒に入場する事があります!
jリーグの公式サイトに記述がありますが、
- 小林悠選手
- 大久保嘉人選手
- 中村憲剛選手
が過去に自分の子供と入場している記録がありました。
全員川崎フロンターレに在籍していた経験があるのは、何か意味があるのでしょうか…
自分の子供がエスコートキッズにいる事で、同じチームの選手や相手選手も交えて、談笑するシーンを見る事ができます。
試合前にも関わらず、パパの顔を隠しきれない選手を見る事ができます(笑)
また、5月12日の「育児の日」にちなんだり、自身の誕生日や記録達成の記念にお子さんと入場することもあるようです。
選手のいつもとは違う一面が見られて、ファンも嬉しいですよね!
サッカーの入場で子供はなぜいる?まとめ
サッカーの入場で子供がなぜいるのか?について解説していきました。
エスコートキッズは、選手達が子供達の目の前で恥ずべき行為をしないよう、「フェアプレーの象徴」や「自動虐待キャンペーン」としての意味がありました。
そして、サッカー選手自身のお子さんと入場することもあります。
エスコートキッズは、ほとんどが公募による抽選で選ばれているので、こまめに各オフィシャルサイトをチェックして応募状況を確認しましょう!
エスコートキッズは、子供たちに夢や希望を与える素晴らしい機会です。
一生に一度の感動体験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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