サッカーを続けて行くと、いくつかの壁に直面することもありますよね。
その中で、少年サッカーといえどシビアになるのが ”レギュラー争い”。
「息子がスタメンに選ばれない」
「せっかく強豪チームに入ったのに、スタメンどころかレギュラーにもなれない」
こんなお悩みはありませんか?
少年サッカーは8人制ですので、より一層熾烈な争いになってしまうのが現実です。
お子さんも試合に出れなければつまらないですし、親としても子どもが活躍する姿を観たいものですよね。
そこで今記事では、
- 少年サッカーのスタメンの決め方
- レギュラーに選ばれる選手の特徴
を解説していきます。
スタメンの決め方を知り、お子さんがレギュラーとして活躍できるサポートをしていきましょう!
サッカースタメンの決め方を徹底解説!
監督やコーチは、
- 選手の特性とポジションの役割
- チームの戦術
- 選手の将来性
3つの要素とチームのバランスを考慮し、スタメンやベンチメンバーを決めています。
それぞれの要素について、詳しく解説していきたいと思います。
選手の特性とポジションの役割
スタメン決定で特に重要となってくるのが、選手の特性とポジションの役割です!
少年サッカーでは ”適正” により起用されることはほとんどありません。
なぜなら、身体の成長と共に個々が持つ適正も変化していくからです。
- スピードに優れている選手は攻撃的なFW
- 周りがよく見える選手、攻守の切り替えがうまい選手はMF
- 体の大きい選手や相手にぶつかることを怖がらない選手はDF
のように、選手の特性を活かし、身体能力の優位性からスタメンを決める事が多いです。
チームの戦術
チームの戦術や、試合によってもスタメンの決め方は変わってきます。
少年サッカーでは「3-3-1」のフォーメーションが一般的です。
しかし、攻撃的にいくのか守備的にいくのかによって、同じポジションでも求められる選手の特性は変わってきますよね。
試合においても、「絶対に勝たなければいけない公式戦」の場合は、当然、戦力として評価の高い選手が起用されます。
逆に練習試合は、控えメンバーや普段と違うフォーメーションを積極的に試すチャンスです。
また、Aチーム・Bチームのように選手を分けて入れ替え戦を行い、チームの底上げを図ることもあります。
選手の将来性
少年サッカーでは、”半年後や1年後” といった将来性を考慮して、スタメンを決める事もあります。
身体の成長に合わせたポジション調整や、プレーの幅を広げさせるために敢えて別のポジションでプレーさせることもあるようです。
レギュラーを決める際は、選手の長所が発揮できることを前提に、戦術やチームの状態に合わせた調整が行われています!
スタメンに選ばれる選手の特徴
スタメンに選ばれる選手は、
- 技術があり安定したプレーができる
- 理解力がある
- 自らアクションを起こしアピールできる
この3つの特徴を持っている場合が多いです!
少年サッカーといえど、ドリブルやトラップ、正確なパスを出せるなどの基本的な技術が求められます。
いわば実力主義です!
しかし、どんなに技術が素晴らしくても、ミスの多い選手はスタメンに選ばれにくいといえます。
また、戦術への理解、監督やコーチの指示や自分が起用された意味を理解してプレーすることも重要です。
「チームが大事にしていることは何なのか?」「状況が目まぐるしく変化する試合の中で、自分は何をすべきなのか?」
これらを理解し、自ら考えてプレーができる選手は即戦力になります!
自ら考えることで、ボールに関わる回数が増えたり、動き出しなどもチャレンジができるようになりますよね。
さらに、試合の流れを掴み、得点に繋げるにはピッチ上でのコミュニケーションが欠かせません!
チームに一声かけてやる気を出したり、場合によっては指示を出したり、積極的にポジティブな声掛けができることは強みになります。
これらができる選手は、コーチの印象に残りやすく、必然的にアピールにもなっているんですよ!
では次に、具体的に何が必要なのか、ポジションごとに基準となる特徴をみてみましょう。
スタメンに選ばれない選手の特徴
逆に、スタメンに選ばれない選手は
- 基礎が足りない
- ミスが多い
- スタミナがない
- 守備をしない
- オールマイティーな選手
上記のような特徴があります!
先に挙げたように、スタメンを獲得するには、どのポジションにおいても基礎ができていることが前提となります。
基礎やスタミナが足りない選手、ミスが多い選手はベンチに入ることも難しくなります。
また、サッカーは得点よりも ”失点をしないこと” が重要です。
守備から攻撃へ繋がることもあり、1対1、組織的守備ができない選手はレギュラーになれません。
どのポジションもこなせる ”オールマイティーな選手” は重宝されそうですよね。
しかし実際は交代要員になってしまいがち。
スタメンを決めるときには、何かしらの武器がある選手の方が選ばれやすいと言えます。
サッカーでスタメンになる方法
少年サッカーでスタメンになるには、
- サッカーが好きで楽しんでいる
- 努力ができる
- 素直である
以上の考え方を持ちながら、自主練!をする事が大切です。
わかりやすくフローチャートで解説していくと、
このループが生まれることで、スタメンへの近道です!
サッカーは、様々な技術が求められるスポーツです。
ですが、最初からできる人なんていないですよね。
これらは毎日コツコツと練習を積み重ねることで習得できる技術です。
そして、徹底的にテクニックを磨くことで ”武器” となるんです。
小学校1年生・2年生のうちはどんなに頑張っても、身体能力や運動神経の持ち主にはかないません。
しかし、小学校高学年になると話は違います!
だんだんフィジカルやセンスだけでは通用しなくなり、少しずつ積み重ねてきた技術が ”差” として顕著に現れてきます。
特に9歳~12歳頃は、一生に一度しかない「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期。
運動能力が飛躍的に向上すると言われ、スポーツに取り組む子どもにとって “カギ” となる非常に重要な時期にあたります。
また、この時期に習得した運動能力は一生忘れないとも言われているんです!
スタメンになるには、小学校低学年の時から基礎練習を積み重ね、サッカーに必要な技術をしっかりと伸ばしていくことが大切ですね!
サッカーが下手なのにスタメンの子もいる!
「うちの子の方が上手いのに、なんであの子がスタメンなの⁉」そんな経験もあるかもしれません。
これは正に、”選手の将来性” や ”育成” の観点からスタメンを決めていると言えます。
控えやベンチ外の選手をスタメンに起用することで、その選手には「スタメンになったから頑張ろう!」という意識が生まれます。
逆に、スタメンを外れてしまった選手は「もっと頑張らないといけないな」と思いますよね。
このようにチーム内の競争意識を引き出すことに繋がるんです!
また、レギュラー以外の選手にチャンスを与えて経験値を上げさせることで、チームの底上げを図る意図も。
成長にバラつきがある年代だからこそ、できるだけ多く成功体験をさせ、今後に繋げることも必要なんですね!
サッカースタメンの決め方を徹底解説!まとめ
少年サッカーのスタメンの決め方について解説していきました!
少年サッカーでは、子どもの成長スピードがひとりひとり異なるので、どうしても差が顕著に現れがちになってしまいます。
スタメンやレギュラーになるためには、足りない所を意識して練習に取り入れたいところです。
しかし、この時期に大切にしてほしいのは、サッカーにどれだけ向き合えるかということ。
小学生で芽が出なくても、体の成長とともに中学・高校で能力が開花する選手もいます。
自主練も大切ですが、いきなり練習量を増やすと怪我につながることもありますので気を付けてくださいね。
親御さんも焦る気持ちをグッと抑えて、ゆっくりサポートしてあげましょう!
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