少年サッカーチームには、全国大会に出場するような強豪チームもあれば、なかなか試合に勝てない弱小チームも存在します。
これらの弱いチームと強いチームの違いは一体何なのでしょうか?
今記事では、サッカーが弱いチームの特徴を中心に、強いチームとの違いを解説していきます。
皆さんのお子さんが所属しているチームはどちらの特徴に当てはまるでしょうか?
お子さんの所属しているチームの実力に疑問を感じ、今後の方向性に迷っている保護者の方は、ぜひご覧ください!
サッカーが弱いチームの特徴
サッカーが弱いチームの特徴は、
- 子供たちがサッカーを楽しんでいない
- 試合中に過度に子供のプレーに対して指示を出す
- 単純に試合経験が少ない
以上の3つがあります。
皆さんのお子さんが所属してるチームは、弱いチームの特徴に当てはまりますか?
是非確認しながら、読み進めてください!
それでは、サッカーが弱いチームのそれぞれの特徴について解説していきたいと思います。
子供たちがサッカーを楽しんでいない
サッカーを楽しんでいない事は、一番の問題です!
人間誰しも、楽しいことは進んでやろうとしますが、あまり楽しくないことは進んでやろうとはしません。
「ただなんとなく練習に通っている」「そんなに楽しくないけど親から行けと言われるから練習に行っている」という場合は、強いチームにはなりません。
これは子供自身もそうですが、子供自身がサッカーを思いっきり楽しめるような環境作りが必要だと考えます。
例えばですが、ご自宅で好きなサッカー選手のプレー動画を見る、憧れの選手のユニフォームを着て練習に行ってみる。
実はこんな単純なことでも子供は急にやる気を出して、「今日の練習楽しかった!」と笑顔で帰って来たりします(笑)
是非一度試してみて下さい!
試合中に過度に子供のプレーに対して指示を出す
これも弱いチームによく見られる光景ですよね。
先日、私も息子の試合を応援に行った際に、対戦相手のコーチが正にそんな行動をしていました。
「何をしているんだ、そこじゃない!」「違う、何度言ったらわかるんだ!」と試合中ずっと声を出していました…
実際対戦相手のチームは強くなく、息子のいるチームは試合に勝利しました。
もちろん、試合中に必要な指示や声掛けはあると思います。
しかし、ずっと大きな声で指示をされていると、子どもたちは萎縮してしまい、どうプレーすれば良いか分からない…という雰囲気になります。
せっかく、子供たちが自主的にプレーしようとしても、実力を発揮できないですよね。
お子さんの所属しているチームはどうでしょうか?
もし当てはるなら要注意です!
単純に試合経験が少ない
サッカーを始めたばかりの小学生低学年の子供や、まだ基礎的な練習が十分でない場合に良く見られる特徴です!
「今日が初めての試合だった」「サッカーを始めてまだ数ヶ月しか経っていない」などと言った場合は、いきなり最初から良いプレーができるかと言うとなかなかできないものです。
このような場合に重要なのは、戦術や、技術、プレースタイルがどうかではなく、とにかく試合に慣れて経験を積むことです。
同じ頃にサッカーを始めた子供でも、毎週のように実践で試合を経験しているチームと、2、3ヶ月に1回しか試合をしないチームでは、経験の差が出てきます。
サッカーは試合に参加してボールに触れてチームでゴールを奪い勝利してこそ楽しいスポーツです。
お子さんのチームの試合数はどうでしょうか?
もし、極端に試合数が少ないなら要注意かもしれません。
サッカーが強いチームの特徴
サッカーが強いチームの特徴は
- 子供たちが積極的に声を掛け合ってプレーしている
- 試合中に自分が何をすべきか理解している
- 指導者の声掛けや指示は必要最低限で、子どもたちが自分で考えてプレーしている
この3つです。
弱いチームとは明らかに違う点があるので、弱いチームの特徴を意識しながら、読み進めていってください。
子供たちが積極的に声を掛け合ってプレーしている
これは見ていてとてもわかりやすいです。
強いチームや強豪と言われるチームは、常に試合中に声を掛け合っています。
これは、試合に出ているメンバーだけではなく、ベンチに座って出番を待つ子供たちもそうです。
強いチームの子供たちは、自分が試合に出ていなくてもベンチから積極的に声を出し、自分たちも試合に参加しているという意識を持っています。
つまりチーム全体が同じ方向を向いていて、全員で試合を戦っていると言える雰囲気があるという事で、これは実際にゲームを見ているとすぐに分かる違いです。
試合中に自分が何をすべきか理解している
これは、普段のトレーニングからチームとしての戦術やコンセプトが明確で、どのようにして試合に勝つかが明確にイメージされているという事です。
さすがに、小学校低学年の子やまだサッカーを始めたばかりの子には少し難しいかもしれません。
しかし、小学校4〜5年生以上で、ある程度試合などの経験を積んでいるチームは、試合中に何をすれば良いか分かっている子どもが多いです!
そんなチームは、非常に完成度が高いサッカーをし、大会でも良い成績を残しています。
監督やコーチなど指導者の方針や考えにもよるところが多いですが、実際の試合を見ていると非常に良く分かります。
指導者の指示は必要最低限で、子どもたちが自分で考えてプレーしている
強いチームの監督やコーチは基本的に子供たちに自主的に考えてプレーさせています。
子供たち主体でプレーするので、コーチや監督は最低限の指示や声掛けのみです。
もちろん試合中に必要な指示や声掛けは当然ありますが、それ以外は基本的に子供たちが主体です。
必要以上に大きな声で叱責するようなことはありません。
試合に勝つこと、サッカーの技術が上達する事は確かに重要ですが、それ以前に、プレーの主役は子供たちです。
子供たちが自分で考えてプレーできるチームは完成度も高く、強いチームが多いです。
サッカーが弱いチームと強いチームの違い
サッカーが弱いチームと強いチームの違いは、ミスを恐れずにプレーをしているかです。
チーム内で、個人の技術の差、フィジカルや1対1の強さなどそれぞれの力の差は様々です。
しかし、誰が見ても明らかに違う点は、技術やテクニック、フィジカルの差ではなく、メンタル面の差です。
決定的な場面でシュートを外した、ミスからボールを奪われて失点した、そんな時に自信がなさそうに下を向いているなら要注意です。
強いチームは、ミスをした後でも前向きに声を掛け合っていています。
強いチームは、普段の練習からミスを恐れずに積極的にチャレンジする事を意識していて、ミスをしてもそれを責めるようなことはありません。
これは、コーチや保護者の声掛けによる影響も多いです。
お子さんが試合でミスをした場合皆さんのチームのコーチや保護者はどんな言葉を掛けていますか?
ミスをした時に怒られたり、ダメ出しをされたりすると子供たちは萎縮してしまい、積極的にプレーできなくなります。
ミスをしたときこそ声を掛け、チャレンジしたことをしっかり評価してあげれば、自然と子供たちも積極的にチャレンジできるようになるでしょう。
サッカーが弱いチームの特徴は何?まとめ
サッカーが弱いチーム、強いチームにはそれぞれ特徴があります。
保護者の皆さんからすると、強いチームでお子さんが試合に出て活躍する姿を見るとやはり嬉しいものです。
ただし、プレーをするのは子供本人です。
そして、最も大事なのは「サッカーは楽しくないと上手くなりません!」
実際にチームで指導をするのは監督やコーチですが、ご家庭でも子供がサッカーを楽しめるようなサポートは十分可能です。
是非ご家庭でも子供がサッカーを楽しめるような工夫をしてみると良いでしょう。
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